ほむほむ
ほむほむこと穂村弘が好きだ。大好きだ。
おっさん同士の同性愛的なことではなく、
当然だが彼の書く文章が好きってことだ。
いくら5年もの間 女日照りだとしても、
50過ぎのおっさんを性的な目では見れんよ。
・・・今はまだ、ね。
というわけで今はコレ!
彼の「世界音痴」という本を読んでます。
これを書いてる頃の彼はアラフォーだ。
現在の自分と年齢が近いこともあって、
考え方や行動がどこか似てる気がしてる。
そう感じるに至った一文をここに紹介しよう。
ビタミンをいくら飲んでも完璧な体調にはならないし、自己啓発本を読んでも読んでもいっこうに素敵な人になっている気配がない。それでも買い漁るのがやめられないのである。「自己実現」と云えば聞こえはいいが、国とか故郷とか誇りとか道とか、自分よりも大きな何ものかとの関わりを喪失した(というか初めから持たない)私にとって、それは「自分かわいさの追求」とまったく区別がつかないものだ。最後の拠り所であった恋愛に熱中できなくなってからの私には、もう<私>しか熱中するものがない。今の私の日常生活は、人間が「自分かわいさ」を極限まで突き詰めるとどうなるか、という人体実験をしているようなものだと思う。
( ビタミン小僧 / 世界音痴 )
そんな ほむほむも 今では結婚している。
良かったなあ、と心から思う。
俺もいつか見つけられるだろうか?
頭の中の妄想を飛び越えた「天使」を...。